県指定文化財 丸大扇屋(旧長沼家)

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300年続いた呉服商家

丸大扇屋の外観写真

 丸大扇屋は、およそ350年前から、長井市十日町で代々続いた商家です。その始まりは荒物等を商いましたが、後には呉服商として隆盛しました。

 当建築物は、幕末から明治、大正にかけての、商家の暮らしぶりを残す貴重なものとして、平成3年、市の文化財に指定され、改修工事を経て、平成15年には、県指定文化財に指定されました。 天保3年の年号が書かれた祈祷札が残る味噌蔵をはじめ、全7棟の建築物が保管されており、当時の食器や道具、水路を利用した設備などを見学することができます。

 また、丸大扇屋は彫刻家「長沼孝三」氏の生家でもあることから、敷地内には「長沼孝三彫塑館」が併設されています。

最上川舟運

 山形県長井市は、江戸時代から、上杉家米沢藩の玄関口となっていました。最上川舟運と西回り航路(山形県酒田市から、日本海、瀬戸内海を経て関西に向かう航路)をつかい京都・大阪と盛んに交易を行い、富を築き、多くの商人が集まり成長して栄えた所です。

 その長井の商家の一つが、呉服商「丸大扇屋」です。寛永17年(1640年)、このころ初代長沼忠兵衛が、椿(現在の山形県飯豊町)から宮(現在の山形県長井市)へ出て、店を構えたことに始まります。